こんにちは!
今井ミカと申します。

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仕事の傍らで映画制作をしています。
セクシャリティーは、Xジェンダーですが、私は「私」が一番しっくりきます。


今回は、diverseedに参加させていただくことになった経緯について書きたいと思います。

2016年の終わり頃、日本手話で映画を作る団体である『JSLTime』の企画として、ろう者のLGBTQを描いた映画『虹色の朝が来るまで』(2018)が完成しました。

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聴こえる人(聴者)と同様、ろう者にもLGBTQ当事者がいますが、マイノリティ(ろう者)の中のさらにマイノリティ(LGBTQ)であるため、アウティングなどの被害に遭えば、この世に自分の居場所がなくなるような苦痛を味わいます。聴者も学校や職場など所属しているところで似た経験をされる方々もいると思いますが、ろう者のネットワークは全国繋がっているといっても過言ではなく、ここがだめならあっちへと行けるものではありません。今ではろうLGBTQ当事者が一年に一度集う大会やDeaf LGBT Centerなどがありますが、地方などではまだまだ情報も理解も得られず、今でも自身のセクシャリティーを隠し、誰にも相談できずに悩むろう者はたくさんいます。かつての私もその1人でした。

ろう者の世界は、私にとってとても居心地が良く、かけがえのない居場所である一方で、自分のセクシャリティーが知られたら逃げ場がないと不安を感じる場でもありました。

手話で語り、手話で観ることができる映像を使って、「いろいろな性、いろいろな生き方」があることをもっと広めたい、そして当事者たちの居場所をもっと作りたいという思いから本プログラムに応募しました。

2018年10月からプログラムがスタートし、事前勉強会や1泊2日の研修会、オンラインでのミーティングなど全てが有意義な時間となり、私自身の支えにもなりました。
(認定特定非営利活動法人ReBitが手話通訳を全てご用意していただきました!感謝です!)

本プログラムでの学びを生かし、この度、多様な性をもつろう児たちのためのプロジェクトを立ち上げました。

◆JSLTime企画◆
『いろいろな性、いろいろな生き方〜ろう者100人の手話メッセージ〜(仮)』
というプロジェクトです。

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※画像はイメージです。

ろう児は、1000人に1人生まれるといわれています。その中にもLGBTQの子どもがいます。少数者であるろう児たちの中には、かつての私と同じようにLGBTQであることを隠し悩んで、ありのままに生きづらい子がいるかもしれません。
本プロジェクトを通して、ろう児たちに、性の多様性を持つろう者が全国にいることを知ってもらいたいと思っています。そして、彼らからの手話メッセージがろう児たちに「共感」や「安心」を与え、ひとりひとりの自分らしさを尊重することが子どもたちの「アイデンティティの確立」に繋がると信じています。ひとりひとりの意識の変革により、ろう児たちにとってより生きやすい社会へと変わっていってほしいと思います。

今、全国各地をまわり、ろうLGBTQ当事者、ろうアライの方々のご協力をいただきながら、撮影を進めています。

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完成まではまだまだ遠いですが、
今年の東京プライドパレードが開催される日程に合わせて、JSLTimeのホームページやろうLGBTQ団体などのホームページ、SNSを通してたくさんのろう児たちへ届けたいと思っています!


<クラウドファンディング >

本プロジェクトの撮影出張費、字幕翻訳、DVD制作などなどの費用がかかるため、近日中クラウドファンディング を実施することになりました。公開されましたら、ぜひ、みなさん、ご一読いただけるとたいへん嬉しいです。

【URL】https://readyfor.jp/projects/lgbtq100

みなさん、どうか応援のほどどうぞよろしくお願いいたします。